お別れ会の2つの形

故人がこぢんまりした葬儀を望んだ結果、家族葬を選ぶケースが増えています。

その場合、死亡の通知を出し、それでひと区切りとすることが多いのですが、後日、友人・知人との「お別れ会」を設ける遺族もあります。
生前、たくさんの友人に囲まれて生きた故人に、その仲間たちとのお別れの場をもたせてあげたい。
遺族のそんな思いが形になったものが、「遺族が主宰して開くお別れ会」です。

また、故人の交友関係が広いと、友人たちのなかから、自然発生的に「ぜひお別れの会をしよう」という声が出る場合があります。
友人どうしが呼びかけて行うのは、「友人主宰のお別れ会」です。
「告別式」の意味合いをもっお別れ会には、この2つの形があり、たいてい四十九日などの納骨の前に行われます。

一周忌のころになると、お別れ会というより、「偲ぶ会」(法要に代わるもの)のイメージが強くなります。

宗教葬式はしないことが多い

まず「遺族主宰のお別れ会」ですが、近親者だけで葬儀は終えていますから、お別れ会では宗教儀式を行わないことが多いようです。
会場は、招待客の規模に合わせて、ホテル、レストラン、割烹、葬祭会館、または故人ゆかりの場所などを選ぶといいでしょう。
故人をイメージするお別れ会が実現できる場所を選ぶのも一案。

たとえば、造り酒屋のご隠居のお別れ会は、白宅で新酒の利き酒を兼ねて行われ、献杯続きの、なんともなごやかな会になりました。
また、自宅でお茶とケーキでも、故人にふさわしいものであれば、温かいお別れ会になります。

準備にかかる日数は

四十九日前にしたいと思うなら、火葬後1週間くらいには、日にちを決めて、会場に申し込む必要があります。
1カ月くらい時間があるほうが、参列白も予定を組みやすく、主宰者もゆっくり準備ができます。

出欠の返事をもらう

お別れ会の案内状は、死亡の通知を兼ねて山しでもかまいません。
返信用のはがきを同封し、出欠の返事をもらいます。
人数が決まったら、料理の注文や引き物(返礼品)の準備をします。

どんなものを準備する?

遺族手づくりのメモリアルコーナーなどがあると、参列者にとっても故人の人生に想いを馳せるきっかけとなるでしょう。

また、故人の略歴紹介をビデオで行いたい場合は、葬祭業再やホテルに頼めば、写真やナレーションを入れて編集したものを制作してくれます。
本人の写真や略歴、遺族のあいさつを入れたしおりを用意することもあります。
引き物を出すなら、ホテルなどでは用意されていますが、他の場所で聞く場合は、主宰者が準備します。

故人にゆかりの品が選べれば何よりでしょう。
「故人が好きだった」「故人も愛用した」などというコメントができる引き物なら、いただくほうもうれしいものです。